セクシー田中さん署名の報告(旧・西山聡(agemaki66)の気まぐれブログ)

休んでいたブログを「セクシー田中さん署名」https://www.change.org/SexyTANAKAsan の報告用に活用します

消費者は「強者」ではないのか

日本の土壌は、放射性物質の吸着能が高く、
きちんと管理さえすれば、農作物への移行は少ないことがわかってきた。
http://www.youtube.com/watch?v=VxIylMORNTU
など。


だから私は「福島の農家は何もつくるな」、
といった意見には、激しい違和感を覚える。
暴論だ、と思う。


さて、私は父方の祖父や伯父は百姓だったし、
母方の祖父母や伯父は文房具屋だった


ちなみに父は、造船所に勤務し、艤装の仕事をやっていた。
定年退職してからは、電気工事の仕事に就いた。
つまりサラリーマンだ 給与所得者である。


もともと父は、電気の仕事が第一志望だったのだけれど、
昭和一桁うまれなので、大学卒業時には「なべ底不況」の影響もあって、
造船所しか就職先がなかった、そうである。


そんな家に育ったせいか、私は何となく、消費者は強者だ、
と思うことが多い。
もちろん、農家だって商人だって、漁師だって、林家だって、
工場だって、飲み屋だって、儲けたいし、悪い奴はずるをする。
消費者の権利として、油断は大敵だ、とも思う。


この国や自治体が、生産者ばかりを優遇し、
消費者を冷遇してきたことも確かだ。
そうではあっても、しかし、消費者は売買という行為の
根本において、強者ではないのか。


※ いくつかの林家とは、出版社に勤めていた頃に知り合った
※ 漁師さんは、環境保護のボランティア活動をするようになって
 よく知り合うようになった


たとえば、瀬戸内海の豊島(てしま)では、産業廃棄物の不法投棄
が問題になった際、養殖のハマチやみかんは、まったくと言っていい
ほど売れなくなった。


豊島の産廃は、ある種、都会の犠牲であったにも関わらず、都会の
人々は「豊島の物なんか買いたくなくなった」のである。
豊島の場合は、本当に風評被害だった。
何も有害物など入っていなかったのである。


いま、食品の放射能(食品の含有する放射性物質)が問題になって
いる。
おなじ食べ物、たとえば米なら米、なるほど、放射性物質はなけれ
ば無い方がいい。
それから、国や都道府県、市区町村、農協漁協などなどの、検査体制
も不十分だ。不備も多い。
他県の袋を使って、コメを出荷しようとする、ずるい農家もある
らしい。


しかしそれでもなお、私は消費者は強者である、しかも時に過ぎる、
と思う。


日本の土壌は、放射性物質の吸着能が高く、きちんと管理さえすれ
ば、農作物への移行は少ないことがわかってきた。


消費者は農産物の産地を選ぶ権利はあるし、
国や自治体、農協漁協などなどへの不信もよくわかる。


しかし都会に住む、農民ではない消費者が、
「福島の農家は作付をするな」とか、
「汚染された農地で作物をつくるな」というのは、
それはあまりに横暴ではないのか。


消費者が強者であることを忘れていないか。


日本の土壌は、放射性物質の吸着能が高く、きちんと管理さえすれば、
農作物への移行は少ない。


だから、もう農作物は作ってよい、すくなくとも私はそう考えている。
ただし、放射性物質の多い作物の出荷はやめてほしい。
生産や流通の現場は、もっと徹底して測ってほしい。


しかし都市の消費者が、農民に「つくるな」というのは横暴だ、と思う。

夜明けにパソコンで、僕は誰かに語りたかった

「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」っていう
いい詩があるんだ、谷川俊太郎にね。
今はもう、夜中でなくて夜明け前だけど、
ふと思い出して口ずさんでみる。


妙に早く、目が覚めてしまってさ
やがて新聞屋さんが朝刊を配りだし
豆腐屋は昔ながらにもう仕事を始める
地震でフクシマの原発放射能を撒き散らし
僕らはしばらく悩み続ける
この国は少子高齢化に悩んでいてさ
僕は仕事でNPOを応援してる


経済成長という考え方があってさ
それはもう、ダメなんじゃないかと思うことがある
ガルブレイスに「不確実性の時代」っていう名著があってさ
暗に1次→2次→3次へと、産業構造の転換を勧めてる
でもよーく考えてみると地球環境が持たないぜ
でも僕らは容易には変われず
これといった手を打てず悩み続ける

私はこの国を好きになれない

私はこの国が好き
地震で出来た、この島国が好き
桜の花が春を告げ、紅葉が秋を彩る、私はこの国が好き


稲穂がそよぎ、セミがうたい、トンボが山里を舞う、私はこの国が好き
山がつらなり、干潟があり、平地少なく川は短い、私はこの国が好き
人々がそっとはにかむ、私はこの国が好き


でも私は、この国が嫌い
外国から来て住む人に冷たい、私はこの国が嫌い
他人の出た学校をやたら気にする、私はこの国が嫌い
富める者がますます栄え、貧しき者はますます窮す、私はこの国が嫌い
人を収入の多寡で測る、私はこの国が嫌い


沖縄に米軍基地を押し付ける、私はこの国が嫌い
政治家や役人、重役がウソをつく、私はこの国が嫌い
テレビや新聞もウソをつく、私はこの国が嫌い
水俣病を救えなかった、私はこの国が嫌い
原子力発電が事故をおこす、私はこの国が嫌い


だから、私は、わずかな力ではあっても、
それをつくして、この国を愛せるようにしようと思う
対話と共感、そして友情、友と手をたずさえながら

私はこの国を好きになれない (旧)

私はこの国が好き
地震で出来た、この島国が好き
桜の花が春を告げ、紅葉が秋を彩る、私はこの国が好き


稲穂がそよぎ、セミがうたい、トンボが山里を舞う、私はこの国が好き
山がつらなり、干潟があり、平地少なく川は短い、私はこの国が好き
人々がそっとはにかむ、私はこの国が好き


でも私は、この国が嫌い
外国から来て住む人に冷たい、私はこの国が嫌い
他人の出た学校をやたら気にする、私はこの国が嫌い
富める者がますます栄え、貧しき者はますます窮す、私はこの国が嫌い
人を収入の多寡で測る、私はこの国が嫌い


沖縄に米軍基地を押し付ける、私はこの国が嫌い
政治家や役人、重役がウソをつく、私はこの国が嫌い
テレビや新聞もウソをつく、私はこの国が嫌い
水俣病を救えなかった、私はこの国が嫌い
原子力発電が事故をおこす、私はこの国が嫌い

(追伸)
だから、私は、わずかな力ではあっても、
それをつくして、この国を愛せるようにしようと思う
共感と対話、そして友情、友と手をたずさえながら

みえない雲

 

みえない雲 (小学館文庫)

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みえない雲 [DVD]

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観てみようか、読んでみようか、ふたたび。このSFで取り上げられてような事態(原発事故と、避難の混乱、そして被曝)が、今、福島県でおきているし、下手をすると東日本全体に拡がってしまう。

山本幸久さんが好きだ

 山本幸久さんが好きだ。いま読んでいるのが

ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫)

ある日、アヒルバス (実業之日本社文庫)

です。いいよう〜! デコこと主人公のバスガイドさんが、新人の育成に悪戦苦闘する物語。お客さんとの交流あり、思わぬアクシデントと解決ありで、楽しさ満載です!! 何より、人物たちの相関図や、伏線のはり方が上手い!!!のです。

外務大臣は小沢一郎ではダメなのか

 私としては、前原さんという人はあまり好きではない。とりあえず「CIAより」だからだ。マスコミの人たちは飲み屋では「前原はCIAの手先」と咆哮して憚らない。でも、紙面にその話は載らないし、電波にもその指摘は流れない。

 もっとも私も、もう時効だと思うのだけれど、「遺伝子組み換え農産物への、日本の消費者の理解を深める」という名目で、雑誌社の時代にアヤシゲなお金でアメリカ合衆国に行ったりもしたから、あまり偉そうなことは言えない。

 ただし、とりあえず、日本テレビは、できるだけ見ないようにしている。「日テレ!」は、CIAの肝いりで創られた「マスコミ」だからだ。

日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」

日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」

 で、前原さんという人は、「CIAの手先」ムードがぷんぷんするので、この国の外務大臣として「ちょっとどうなのかなあ」という思いはしていた。ただ、今回の辞め方はよろしくない、と思う。外国人の政治献金は、外国でも違法なのかもしれない。ただし、日本という国は、いまだに第二次世界大戦までの植民地支配の問題を解決していない。その象徴が、いわゆる「在日」と言われる人たちだ。

 「在日」の人たちから政治献金をもらっていた、こと自体は違法なのだろう。でも、「なんでこの国には在日の人たちが、こんなにも大勢いるのだろう」という問題を問わないで、「在日から政治資金をもらうのはケシカラン」で、外務大臣を辞めさせるというのは、どうなんですかね?

 結局、日本がいまだに排他的な国であること、第二次世界大戦までの植民地支配の問題を解決していないこと、その2点を明らかにするだけだ。ソンじゃんか、そんなの。
 あ、ちなみに、私、本気で怒ってますよ!!!!!

 で、ここからは余談かもしれません。次の外務大臣小沢一郎さんではダメなんでせうか? (「辞めることはない」と言っているのに矛盾してますが) 私は、財務大臣になって以後の管直人さんは「ダメだ」と思う(「財務省の手先」なので)。で、前原さんも「CIAの手先」ムードがぷんぷんするので好きではない(ただし外相を辞めることはない・日本がいまだに排他的な国であること、第二次世界大戦までの植民地支配の問題を解決していないこと、を明らかにするだけなので)。

 でも、次の外務大臣を選ぶとしたら、小沢一郎さんではダメなんでせうか? この人にも欠点はたくさんある。ただし、検察とマスコミとは闘っている。この人を外務大臣にして、そしたら「外務省の手先になってしまった」でも困るけれど‥‥。