Twitter、シリア電子軍の攻撃を受ける
テレビや新聞の広報部だって、かなり困っていただろうに、日本のマスコミニュースの扱いは、案外、冷淡なような気がする。Twitterはシリア電子軍の攻撃を受けた。
http://japan.cnet.com/news/service/35036472/
上記によれば「唯一影響を受けたのはユーザーの画像表示機能だ」というが、投稿は長い時間、パソコンからはできなかったし、「ユーザーの画像表示機能」が使えなかったことで、悲惨な見た目になってしまったWebサイトは少なくなかった。
シリア政府軍が「悪」で、民主化勢力が「善」なのかどうか、現時点でははっきりしない。ただし、facebookやtwitterはアメリカ合衆国の会社で、googleも、ということを、自他ともに認める<反米>の私は、すっかり忘れていたのである。反米の人が、シリア電子軍に限らず、facebookやtwitter、googleを攻撃して、ちっとも不思議はない。
私は以前、SNSに冷淡だった。facebookを使い始めたのは、あくまでも、当時の仕事の都合だった。twitterは「311」の際、被災の際のインフラとしてそれなりに役立ったので、かなり遅れてデビューをした。でも、Twitterがシリア電子軍の攻撃を受けて、ようやく気づいた。SNSはたぶん、その多くが、インフラストラクチャー(infrastructure)ではない。
もちろん、私は、facebookやtwitter、googleも使って仕事をしている。ボランティア活動もする。友人と再会したりもする。ただし、それらサービスを提供する会社は、あくまでもアメリカ合衆国の営利企業で、全世界には当面、私のような反米人はつきることなく、なかにはシリア電子軍のように、facebookやgoogleを攻撃する者も現れるだろう。
SNSに支えられている、私の仕事やボランティア活動、交友などって、じつに危うい基盤しかないのだな、と気づいた。対策は、まだ無い。