奈良の夜〜日本の農耕馬・農耕牛・闘鶏
勤めている財団法人が、奈良まちづくりセンター http://www4.kcn.ne.jp/~nmc/ さんの事業を支援しているので、奈良に出張した。奈良市には「ならまち」と呼ばれる旧市街があり、まちづくり活動に長年かかわってきたNPO(NGO)が、奈良まちづくりセンターである。
宿は、パネリストの方と一緒だった。人生の大先輩である彼は、タイ・チェンマイのまちづくりに関わっているだけでなく、日本の障害者乗馬とも関わりがあり、イギリスの障害者乗馬文化などにもとても詳しい。日本は、第二次世界大戦後、あまりに急速な都市化と工業化のため、あまりに多くのものを失ったのだが、農耕馬文化、農耕牛文化、闘鶏の文化も失ってしまったのである。人々が、暮らしの中での中型動物・大型動物との触れ合いを失ってしまったことは、社会や人間にとって、好ましくない影響が多々あろう。
それにしても彼の、農耕馬文化、農耕牛文化、闘鶏文化(チェンマイ・新潟県)の話は、たいへんに面白かった。多忙な方だが、いずれ本の形にでも纏めて欲しい。